ブックマークの整理

ブックマークも無限リストのようなものなので head をつかんだまま続けていると Out of Memory になる。
なので、気分転換に整理してみた。

整理の方法

古い方から順に判断した。
最初から考えていたわけではないが、結果的に4つに別れた。

  • カテゴライズして Wiki に書き込んだもの
  • 単にブックマークを外したもの
  • そのままブックマークしておいてデータとして扱うもの
  • 判断できないので再度ブックマークして日付を更新する
カテゴライズする

カテゴライズの基準はいろいろ。
内容まで把握できて詳細に分類できるものから内容はわからないが大雑把にこの辺りかなというものもある。
ここで粒度が細かく気軽に読めそうなものは TODO リストにした。
粒度が大きいものやまだ難解なものはカテゴライズしたままで終わっている。
今後どう処理するか考えなければならない。
ある程度の期間があると情報も重複しまとめられることもあった。

不要になるもの

ライブラリやツール関連が多いかも。
新しいものがでてきたライブラリや逆に主流になったライブラリの情報は不要になる。
主流になったライブラリやツールは必要なときに検索すれば新しい情報がみつかるのでブックマークは必要ない。
はてなもタグと本文で簡単に検索できるようになったので消すべきかは実際に検索してみて確認できる。
検索できて、未来の自分もきっと同じように検索すると思えたら削除した。

リンク切れ

こればっかりは仕方がないのだが一番悲しいパターンだ。
一過性のものなら分からないでもないのだが、なぜなくなったのか分からないものもある。
無常を感じた。

データとして扱う

情報量が多すぎるものがこれにあたる。
いつでも調べられるのではずしてもいいのだが調べると大量に Hit するのでフィルタがかかったものとして残しておく。
例えばレシピのようなもの。

先送りする

まだ理解不足なので必要かどうかの判断を先送りした。
人は習性として選択肢がなくなることを避けるらしいので必要かどうか以外の選択肢があった方が必要なものに絞れる。
迷ったら判断を1年先延ばしにすればよいだけなので。

今後

整理してみて不要になるパターンとかもある感じがした。
それを最初からブックマーク対象から外すようにして、その分観測範囲を広げるてみる。
バッファは1年ぐらいにしようと思う。

2012-05-18 追記

Garry Kasparov 氏の 『決定力を鍛える』 からいくつか引用。
ブックマーク整理しながら読み始めたのだが読み終えた。

私たちは意思決定のプロセスを意識しなければならないが、そのプロセスの実践を通じて直感―無意識の働きが向上していく
...
悪いパターンを正し、よいパターンをさらに改善するには、積極的に自分をもっと知ろうとしなければならない

読みを導くには、創造性と秩序がともに行きわたった状態でなければならないからだ。
いつ慣習を破る必要があるかは、状況と本能が教えてくれる

調子がでないときは整理するようにする。

自分が見たい展開について夢想してみると、それが現実に起こりうると気づくことがある。

マテリアルには、その有用性に応じた価値しかない
行動するための時間が重要となるのは、時間をつかってマテリアルをより有効にできる場合に限られる
一日にあと一時間追加されたら、たいていの人は歓迎するだろうが、刑務所の独房の囚人は喜ばない

有効活用できるものを必要としなければならない。

可能な手段を探すことと、状況を評価することには大きな違いがある

何手も先まで読むのは評価するためであって、何手先まで読むかで評価してはいけない。
読める手数は一流とそうでないプレイヤーであまり差はないらしい。
評価が右と左に分かれているみたいだ。

誤った決断の多くは、とにかく意思決定のプロセスを終わらせたい、決断を迫る重圧から逃れたいという願望に端を発している
これは最悪タイプの性急さ、みずから招く過ちだ。なんとしても避けなければならない。

決断しなければいけないから決断したでは理由にならない。

かつて私が攻撃するのは、それしか知らないからだった
いま私が攻撃するのは、それがもっとも効果的だと知っているからだ

結果は同じでもプロセスが違う。

タルタコワ語録
チェスの対局は三つの段階に分かれている
第一は自分が有利だと願う段階、第二は有利だと信じる段階、第三は負けるとわかかった段階だ

一番目と二番目が逆ならまだいいけど。

プレッシャーにさらされているときに多少の不安を感じるのは、いたって自然なことだ。
新たなチャレンジに対してのんきにかまえるようになったときこそ、心配した方がいいかもしれない
なにもかも簡単そうに思えるとしたら、自分を十分に追い込んでいない、もしくはチャレンジが不足している

自信をつけることと誤りを訂正されることの適切なバランスは、各個人が見つけなければならない
経験からいって、”我慢できるうちは負けろ” は優れた原則だ

順調すぎると落っこちるらしい。

私たちは専門分野で、腕を上げることに重点を置きすぎている
そのため、自分の専門を伸ばす一番の近道が、ほかの分野に強くなることにあっても気がつかない

苦手を克服するのが上達する近道のようなことも書かれていた。

一切の危機を避けようとするのは、かえって危険である場合が多く、
それは往々にして危機を先送りすることにしかならない

難所を得意分野にもってくるといいらしい。